トップセールスをめざすには、
心理学テクニックを使うのが有効です。
セールスに関しては、
お客様の心理をつかみ
アプローチしていくことが重要となります。
会社員でも起業家でも、
何かを売りたいと考える場合、
誰しも成約率をアップさせて
売り上げをのばしたいものです。
そこでどうしたら売り上げをアップできるのか。
実際にセールスに心理学テクニックを活用すると、
成約率がアップすることもわかっているのです。
こちらの記事では、
セールスになぜ心理学が必要なのか、
どのように身につければよいのか、
さらには実践方法を紹介します。
起業家の方、セールスをのばしたい方必見です。
なぜセールスには心理学が必要なのか
セールスに心理学を取り入れた場合、
成約率がアップして売り上げ上昇を期待できるため
セールスには心理学が必要なのです。
セールスに心理学を取り入れるメリット
セールスに心理学を取り入れると、
本来の商品を売る目的以外に
以下のようなメリットも得られます。
●出会ってすぐの相手と3分後には意気投合して、
「ぜひもっと話を聞かせてほしい」と
言わせられるようになる。
●集客が苦手で、見込み客が少ない状態だとしても
成約率を高めることにより利益を確保できる。
あたりまえのようですが、
お客様に購入したいと思ってもらえないと
商品やサービスの購入にはつながりません。
つまり、商品でもサービスでも何かを売りたい場合には、
お客様の心を動かすことが必要不可欠となるのです。
ぜひ心理学を取り入れて、メリットを活用しましょう。
セールスに重要なこと
セールスに重要なことは以下の2点です。
●スキル:相手の行動に変化を促す心理的アプローチ力
●ラポールテクニック(信頼関係):たとえ初対面の相手でも、
信頼関係を構築する方法
この2点を身につけると、
お客様に会った瞬間から心をつかんで
スムーズな交渉を進められます。
セールスに心理学が必要と主張している根拠とは
セールスに心理学を必要とする根拠の一例として、
ただ単に相手に伝える順番を変えるだけで
成果が3倍も違うという実験結果があげられます。
具体例を紹介します。
ドア・イン・ザ・フェイステクニックで承諾率が3倍に!
「ドア・イン・ザ・フェイス」というテクニックを使うと
承諾率が3倍になったという実験結果です。
アメリカの心理学者、ロバート・チャルディー二が
以下のような実験を行いました。
1. 街の通行人に適当に声をかけて、
「少年院の少年らを動物園に連れて行くので
付き添ってくれますか?」と頼みます。
この際、あまりにも突飛な依頼にイエスと答えたのは
たった17%でした。
2. 次に、「少年院で毎週2時間、3年間にわたり
カウンセラーをしてもらえませんか?」と頼みます。
すると全員から断られました。
すかさず「もしそれが無理なら少年たちを1日動物園に
連れて行くので付き添ってくれませんか?」とお願いすると、
なんと50%の人がイエスと答えたのです。
1番がドア・イン・ザ・フェイスなしの依頼で、
2番がドア・イン・ザ・フェイスありの依頼になります。
研究結果によると、
どちらも同じ内容の依頼にもかかわらず、
断られることが明らかな依頼を先にしただけで
承諾率が3倍にもなったわけです。
人は、依頼を一度拒否すると
相手はそれを譲歩したと受け止めて、
次は見返りを与えないといけないという
心理になるのです。
ドア・イン・ザ・フェイスをセールスにも活用
ドア・イン・ザ・フェイス戦略は、
セールスに活用できます。
無謀なお願いをしたセールスマンが、
一度はドアを閉じられたとしても
2度目には無理のないお願いをすると
うまくいくというものです。
ドア・イン・ザ・フェイスは、
相手に伝える順番を変えるだけの
ごく簡単なテクニックなので、
頭に入れておくだけですぐにでも使えます。
人は多くの人が同じ思考を持っています。
あたりまえと思われる行動も、
すべて心理学で解明されるのです。
よって、心理学をセールスに取り入れることは
多くの人に効果が期待できると言えます。
セールスに生きる心理学テクニックを身につける方法・実践法
では実際に、売り上げをのばすためには
何を実践すれば良いのでしょうか?
大きく分けると以下の2点になります。
●セールストークを身につける
●お客様に会った瞬間から使えるスキルを身につける
ここからは具体的な方法を紹介します。
購買心理の活用法
セールスのための具体的な方法としては、
お客様の購買心理を上手に活用することが大切です。
購買心理には以下のようなものが挙げられ、
実践的なセールスに活用できます。
●ミラーリング
商談の際に、さりげなく相手の行動を
まねてみましょう。
たとえば相手がお茶を飲んだら、
自分もお茶を飲むなどしてみます。
こうすることにより、相手は無意識のうちに
自分に対して親近感を得やすくなります。
やがて「この人から買ってみよう」という気持ちに
つながるでしょう。
●単純接触効果(ザイアンス効果)
人は、最初は興味がなかったり
苦手と思っていた相手でも、
毎日見ているうちに好感が持てるようになります。
たとえば最初あまり好きではなかったタレントですが、
何度も何度もドラマやCMなどで目にしていくうちに、
だんだん好感をもつようになるという心理です。
この心理の効果は、セールスにも取り入れられます。
何度もお客様と接触を試みると良いでしょう。
セールスに取り入れられる心理学テクニック
具体的な交渉シーンに取り入れられる
心理学テクニックもたくさんあります。
●フット・イン・ザ・ドアテクニック
まずは簡単な話しを聞いてもらって
小さな要求を承諾してもらい、
段階的に本命の大きな要求をすると
承諾を得やすい傾向があります。
●ドア・イン・ザ・フェイステクニック
はじめに大きな提案をして一度拒否させて、
そのあとに徐々に要求の水準を下げていき、
小さい要求を受け入れてもらう。
相手は譲歩してくれたと思って
譲歩してもらえる可能性が高まります。
●ハード・トゥ・ゲットテクニック
あなただからこそ提案している。
私にとってあなたは特別な存在だと言って
好意や信頼を獲得する方法です。
●希少性の原理と心理的リアクタンス
入手困難だと聞くと余計に欲しくなるという心理と、
物事をコントロールしたいという欲求。
この2つは強い行動を引き起こします。
「数量限定」「予定販売数終了」などと聞くと、
どうしても購入したくなるものです。
●ヒューリスティック
無意識に利用するプロセス。
人は経験則や先入観から何も考えずに
選ぶ傾向が強いです。
●ハロー効果
ポジティブハロー効果とネガティブハロー効果がある。
権威を立てて信頼をアップする。
人は1つの特徴に引っ張られて対象を
歪めてみる心理があります。
上記のさまざまな心理学を活用することにより、
セールスの道が開けるようになります。
上に挙げたものはすぐにでも使えるテクニックです。
セールスのみならず活用できますので、
さっそく身近な人に試してみてはいかがでしょうか。
心理学テクニックを手に入れるには今すぐ何をしたらいい?
セールスに心理学が必須なことはわかりましたし、
具体的な方法も紹介しました。
トップセールスマンとそうでない人の違いは、
セールスに効果的な心理学を知っているか
知っていないかの違いだけです。
ただ知っているというだけで成約率や売り上げが
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